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音楽学科開講科目「電子音響音楽1」成果発表

 音楽学科開講科目「電子音響音楽1」(2年次開講)の受講生が、授業を通じて作曲した電子音響音楽を発表します。音響機器やコンピュータ・ソフトウェアの使い方を学びながら作った、多くの受講生にとって初めての電子音響音楽です。この音楽は、音色のもつ音楽的可能性を学ぶことにとくに適しています。通常の作曲では、メロディーの断片、和音、小さなリズムなどが起点になることが多いのですが、電子音響音楽では音色そのものがインスピレーションの源泉になるからです。自らの手によって音色をクリーションし「この音は美しいかどうか?」と繰り返し問いかけ、新しい音楽表現の種を発見してほしいです。
 授業の創作課題では、テーマと条件をいつも与えます。テーマから想像力を飛び立たせ、条件から表現技術を深め、この間に生まれる張力を高めることが、表現者にとって大切なことだからです。今回のテーマは「ヴァイブレーション=振動」というワードを設定し、条件は一つのモノ音だけで作るというものです。テーマはそれを自由に解釈することで、作品のイメージや手法を考える起点となります。「ヴァイブレーション」は、物理的な振動(音も振動!)や見えない心の震え、触覚的なイメージなど多義的に捉えることができます。このテーマが作品にどのように反映されているのか?そこが聴きどころです。また、たった一つのモノ音に素材音を限定した理由は、音色のほんの少しの違いを聴き分ける力を高める効果があるからです。コンピュータと音響機器を駆使して様々な音色を作り出し、それらの表情の違いを作品に活せるようになってほしいと思います。

(授業担当:檜垣智也、ティーチング・アシスタント:田代啓希(大学院作曲研究領域))

電子音響×ドラム

M16020 杉本泰我

文字通りです。自身で作成した作品を流しながら、ドラムを演奏します。

2019年電子音響祭トップバッターとして、最高の幕開けが出来るように最高なパフォーマンスをします。

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